6.トラウマ・過去世・前世療法について

まず、トラウマですが、これは幼少の頃に受けた嫌な思いが、本人が記憶していることも有れば、記憶にはないが、体験したことでその時の否定的な気エネルギーが蓄積して、今現在に影響を与えているという考え方です。

次に過去世という考え方が有ります。過去世とは現在自分が生まれる前からの魂が輪廻転生を繰り返し、何回もそれぞれの時代を経験して生まれ変わって現在のあなたが存在し、その魂に過去での経験が蓄積されており、その過去での出来事が、今現在に影響しているという考え方です。

そんなもん有るか!と思われる方は、此の章は飛ばして読んで下さい。

トラウマや過去世が原因だと言われる場合でも、その殆どが、それぞれの経験において、失敗した思いや、不満に終わってしまった思い、恐怖にさらされた思い、不覚の死を体験した思い、納得出来なかった思い等、否定的な思考が指摘されています。そこには、当然否定的な気エネルギーも存在しているのです。その気エネルギーが、魂に残存していて、その気エネルギーの影響で、現在も同じような思考パターンを作り出しているという考えです。

前世療法や催眠療法、ヒプノセラピーという療法があります。
それらは、大まかに捉えると、催眠術をかけて、病気や症状、意味のわからない癖や恐怖感などの原因となっている過去の出来事を明らかにする療法です。原因となっている過去の思いや恐怖心、挫折感などを明らかにし、再体験したり、そのときの自分を満足させるように誘導して、治していく療法です。原因が過去にあるという考え方の療法ですね。


もっと詳しく『トラウマ』『過去世』『前世療法』

トラウマについて

一般的なトラウマの考え方と、MTL楽の考え方をお話ししましょう。

トラウマとは、現在西洋医学では、「PTSD」(Post Traumatic Stress Disorder ポスト・トラウマティック・ストレス・ディスオーダー)、すなわち「心的外傷後ストレス障害」と言われています。心的外傷を受けるような体験をした人が、その体験が記憶の中に存在し、それを原因として発病したり、意味もなく恐怖心が湧いてきたり、意味もなく否定的な言動になってしまうことを言うようです。中には、思い出すのも恐ろしい体験をした場合など、記憶を無くして、自己防衛することもあります。

例えば、ある男性がいて、その人は3人兄弟の末っ子で、二人の姉がいる場合でお話しします。小さい頃から常に二人のお姉さんから押さえつけられたり、強制されることで、「女性には逆らえない」とか「言う通りにした方が安全だ」という対応が、自然に身についてしまっているケースなどもそうです。「自分は女性が苦手だ」「女性には逆らわない方が得だ」などと、自分で意識している場合もありますし、意識していないこともあります。こういう、こともトラウマと表現します。
これらのトラウマの影響で、病気になっていたり、意味もなく恐怖心があったり、苦手意識があったり、癖になっていることもあります。

前世療法

トラウマの解消法として、一つの方法がテレビで放映されていましたが、ご覧になりましたか?催眠療法や前世療法、ヒプノセラピーと言われている方法です。今からそのテレビの話しを書いていきますが、内容はそら覚えですのでご了承ください。

一人目の症状は、カラオケで、楽しい歌を歌っているにもかかわらず、勝手に涙が溢れ出てしまうのです。テレビでは、子供と一緒にテレビアニメの歌を歌いながら、涙をぽろぽろ流している場面がありました。本人にも原因はわかりません。その原因を明らかにするために、催眠術をかけて時間を過去に遡っていくのです。退行催眠とも言います。

テレビでしていた方法は、実際に催眠をかけて、カラオケを歌うと涙が出てくる原因となる過去に戻ります。実際には、催眠状態のままセラピストとの会話が進んでいきます。

本人は夢のような現実のようなイメージ映像を見るようです。その方の場合、幼少の頃に戻ったようです。そこでは家族団らんで、カラオケを歌っています。楽しい雰囲気はあるのですが、お母さんだけがその場にはおらず、キッチンで作業をしているのが見え、「お母さんに悪いなぁ」とか「お母さんだけかわいそうだ」と思っている自分がいると言っていました。

催眠療法やヒプノセラピーでは、その原因が解っただけで症状がなくなったり、解消したりする場合があります。さらに改善方法として、そのときの自分を抱きしめてあげて、慰めてあげる方法もあります。さらには、楽しく思えるように想像をさせて、その過去をハッピーエンドにし向ける方法もあります。今回の話しの改善方法は別の方法でしたが、例えて言うと、セラピストが言葉で誘導しながら、「お母さんをみんなのいる方に呼んでみましょう」と言い、本人がお母さんを過去のイメージ映像の中で呼びます。「お母さんこっちにおいでよ」そうすると過去の映像のお母さんが、みんなの中に交わって楽しくカラオケをして、和気藹藹(わきあいあい)になってめでたしめでたし。となり、催眠が解かれます。それで、症状が改善されたり、解消されたりという代物です。

今回の場合の改善方法は、「そのときのお母さんの心の中に入ってみましょう」という内容でした。イメージの世界ですので、何でもありです。その女性はお母さんの心の中に入り、お母さんの気持ちを感じとりました。セラピストが「どんな気持ちですか?」というと、「とっても楽しい気持ち」とその女性。そのときお母さんは、寂しい気持ちや悲しい気持ちがなく、キッチンにいても楽しい気持ちでいたんだ、ということが解り、その女性は、安心し笑顔になっていました。後日カラオケで歌っている姿も放映されていましたが、涙は出ず、楽しく和気藹々と歌われていました。めでたしめでたし!と言いたいところですが、それで良いのでしょうか?

二人目の症状は、「3」という数字が意味もなく大嫌いな女性の話です。

その女性は、「3」という数字や「3」という状況が意味もなく嫌いで、例えばソファーにクッションが3つあると、2つに減らすか、4つに増やしたくなるそうです。我慢できなくなってくるのです。なぜだか本人にも解りません。レストランでジュースを頼んだときも、コップの中に氷が3つだけ入ってると、いてもたってもいられなくなるのです。その原因を退行催眠で調べました。

「3」が嫌いな原因となる過去に戻ります。その方の場合「過去世」に戻りました。「過去世」とは、今回生まれてくる前の人生です。人は生まれ変わるという考え方を元にした、過去の人生ですね。その人は、過去世において、なにやら囚われの身だったのです。そのとき囚人達の腕には番号が書かれていました。その人の肩に書かれている番号は「33」です。しかもその人が収容されている建物の番号が3号棟で、部屋番号までが「33」だったと思います。そしてその人は、囚人として殺害されました。そこまでが退行催眠で解ったことでした。今回はそれ以上のサポートはなかったように記憶しています。

その後、女性は「3」が嫌いな原因がわかっただけで、「3」という数字が平気になったのです。めでたしめでたし!・・・・・で良いのでしょうか?

皆さんはどう思われますか?
症状がなくなったから、良いんじゃない?
そんなことがあるの?
私も受けてみたい!どこに行ったら受けられるの?MTL楽ではやってないの?電話帳に載ってるかしら?・・・・・

私は、この番組を見て、「はてな?」という気持ちになりました。私が今までお伝えした来たことと、今回の内容ではギャップが大きすぎます。MTL楽の考え方には当てはまりません。

チャンスメッセージとしてとらえる

では、MTL楽では、これらのことをどのように捉えているかをお話ししましょう。

皆さんは、熱が出たり、肩がこったり、腰が痛くなったときに、薬を飲んだり湿布を貼ったりして、症状がなくなればそれで良いとお考えですか?一時的に症状がなくなったり、楽にすることが必要なこともありますから、必要に応じて使用すればよいのですが、根本的な方法とは言えません。

いつもお話ししているように、病気や症状、対人関係から日常生活に起こる総てのことには意味があります。熱が出るのには熱が出る意味、肩がこるのには肩がこる意味があります。総てはチャンスメッセージということはもうお解りですね。ですからそれを、薬で抑えたり、湿布で一時的に緩和させても再発が予想されます。
今回の催眠療法の、二人の話も同じことが言えます。

カラオケを歌うと涙が出る意味、「3」が嫌いな意味があるのです。もし過去に原因があり、それを知るだけ、その過去を良くするだけで、今が良くなったり、今後が良くなるのであれば、病気を治すためには、過去に戻ったり、過去を解消する方法だけが、根本治療になってしまいます。今を生きるために過去を操作する必要があるのなら、私たちは何のために生まれてきているのでしょうか?もしそれが本質なら私は過去に遡り、競馬場に行き、ビッグな配当が着いたレースで賭けまくり、大金持ちになるように催眠療法で導いてもらうことでしょう。

今回のことで気づけたことは、一人目は「お母さんも楽しかったんだ」ということ。二人目は「囚人だったときに3が周りにたくさんあった」こと。このことを知って、今の自分や今からの自分の何が変わるのでしょうか?また、何を変えることができるのでしょうか?おそらくほとんど変化はないでしょう。私の経験から言うと、一時的な対症療法にはなったのでしょうが、近いうちに再発する可能性もありますし、他のことで同じような悩みや現象が起きると考えられるのです。例えば「5」が嫌いになるとか。

自分に起こっていることは「チャンスメッセージ」です。「チャンスメッセージ」は、何かに気づき、その何かを自分が改善して、はじめて解消されるのです。それが魂の癖を解消させ、自分を向上させることと、つながっているのです。

腰痛や肩こりも同じです。発症している根本原因が解って、自分の何かをかえる。そしてはじめて解消されるのです。
ですから今回の、二人のケースでも何らかの「チャンスメッセージ」があります。もうお解りでしょうが、「過去を知ること」ではありませんよ。
それぞれのケースでどんな「チャンスメッセージ」があるのかを、考えてみましょう。ご本人をリーディングしたわけではないので、あくまでも大まかな意味と、考えられる要素だということを理解してお読みください。

まず、一人目のカラオケを歌うと涙が出る方ですが、カラオケ=楽しいことと言えます。涙=悲しいことや否定的な思いと考えられます。
ですから、この方は、楽しむことが悪いこと、楽しんではいけない、と言う思いがあるように考えられます。楽しくなると、楽しさがいつまで続くか不安になる。こんな自分が楽しんでも良いのかな?という思いも考えられますね。

催眠療法で出てきた母親を、今の自分とダブらせているとも考えられます。母親は、もっと働かなくちゃいけないと。
実際に親子ですから、同じようなパターンを持っているのも、頷けます。このようにこの方の場合、自分が楽しむことや、母親になっても女性であっても楽しんで良い。楽しむことは良いことで、どんどん楽しめば良い。自分も母親として、立派に役割を果たしているので、楽しむ権利はある。などの思いが持ててはじめて、根本原因が解消できると考えられます。

もう一つ考えられることは、今を生きていないということでしょう。カラオケをしている今を大切にしていれば、楽しむことに集中して、思いっきり楽しむことができるのですが、歌っていて楽しいはずなのに、集中できてないことで、悲しんでいるような状態になっているよ、というメッセージと考えられます。子供の頃に自分が楽しむ時間なのに、母親の気持ちを考えすぎていた、ということですから、自分の気持ちに集中できていないということなのです。人の気持ちを考えすぎるということも考えられます。一つのことに集中したり、今を楽しむ、今を生きる、自分の気持ちを大切にする、人の気持ちは、最適にほっておくなどが、チャンスメッセージとして考えられますね。

二人目の方の場合を考えてみましょう。

「3」が嫌いだということを考えると、「こだわり」ということが考えられます。数字で考えると0〜9まで10通りの数字があります。その中で「3」だけがいやだというのですから、一つのことにこだわりすぎる傾向が考えられます。別にクッションが3つあろうが、人生に与える影響は、ほとんど0です。コップの中の氷が3つでも、人生に与える影響は、ほとんど0です。しかし、気になってしまうのです。こだわり過ぎですね。物事を全体に捉えて、ちょうど良くこだわり、ちょうど良く臨機応変に対応したり、考えたりすると良いでしょう。

似たようなことですが、同じものを集め過ぎるというメッセージも考えられます。数字以外のことや物で、集め出したらいっぱい集めたくなるというパターンを持っている場合も考えられます。そのような思考が自分の中にあるから、過去世のように、「3」が集まってしまうのです。「総ては自分から」ですね。集めることもちょうど良くが大切ですね。

もう一つは外的な要因を気にしすぎているというメッセージが考えられます。

周りの数字がいくつでも、基本的には自分に対しての影響力は、小さいでしょう。もちろん数字の持つ気エネルギーや意味などもあるでしょうから、ある程度の影響力は考えられますが、人間の持っている気エネルギーの方が強力なのは、当然のことです。それを、クッションや氷などの外的要因を気にしすぎている、ということを知らせるために、チャンスメッセージとして教えてくれているのです。「周りのことよりも自分のことを重要視しなさいよ」と。もっと自分に目を向ける、自分の力を信用する、自信を持つ、自分優先にしてくださいよ、というメッセージが考えられますね。

他にもあるとは思われますが、これくらいにしておきましょう。
いかがですか?これがMTL楽の考え方なのです。

プラシーボ効果

ここまで聴いて、納得していただけたでしょうか?
しかしまだ一つの疑問が残っている方もおられるでしょう。
なぜ根本原因が解消されていないのに、症状がなくなったのか?という疑問です。

それは、対症療法でも痛みが取れることはあるのです。骨盤のずれを戻したり、テープや湿布を貼ったり、注射や薬を飲んだりしても、一時的に症状がなくなるのと同じと考えられます。

プラシーボ効果ということもありますね。プラシーボ効果というのは、偽薬効果とも言われます。ある症状の患者さんに著名な先生が高価で良く効くお薬だと言って、小麦粉を与えるのです。それでも患者さんは自分の思いこみの気エネルギー力で症状を無くしてしまいます。それをプラシーボ効果と言います。今回のケースでも、催眠療法をすれば良くなるんだという、ご本人の思いこみの気エネルギーが影響していると言えます。

もう一つは、セラピストの気エネルギーも影響しているでしょう。セラピストも、催眠療法で治ると考えているので、本気で治そうとしている気エネルギーは生まれます。治してあげようという気エネルギーと、これで治るんだという気エネルギーが影響して、症状が一時的に改善していると言えるでしょう。人間の思いは本当にすごいパワーを持っているということが、解っていただけたことでしょう。皆さんにもそれだけのパワーが備わっていることを認識してくださいね。

同じように、過去世を原因と考える過去世療法というのもあります。過去世においての失敗や満たされない思いなどがあり、それが原因で、今世で病気になったり、仕事がうまくいかなかったり、恋愛がうまくいかなかったりしているという考え方の療法です。これらも、前世療法と同じように捉えることができるでしょう。ただ言えることは、魂は同じ癖があるので、今世でも同じようなことを繰り返す傾向はあります。過去の出来事や傾向を知ることで、今世の方向は見えてくることもありますので、良い部分があることもお伝えしておきます。

これらが、催眠療法、前世療法、ヒプノセラピーに対しての現在の見解です。

テレビを見ていて、疑問に思ったことをMTL楽の考え方に当てはめると、ここまでのことが解ります。

では、MTL楽で、トラウマに対してどう対処していくか、まとめておきましょう。
まず、一番重要なことは、「自分にとって魂のテーマのうちの一つ」ということです。

花写真